昨日、新潟アルビレックスBBラビッツ公式サイトで、炭田久美子氏のHC退任が発表された。
今シーズン プレシーズン・公式戦・皇后杯をすべて敗戦、残念ながら、勝利を勝ち取ることができない厳しいシーズンでありましたね。
先日の日立との公式戦をアオーレ長岡で観戦しましたが、選手全員、気持ちはすごく出ていて「この試合勝利する」という意識は誰もが持っていたようにも感じられましたが、出岐奏選手を始めとしてシュートをことごとく外してしまう結果となり、実に悔しい敗戦。
また先日、山本昌邦氏が講演で 「プロの世界では技術以上に意欲・情熱・魂といった強いメンタリティーが必要だ」と仰られていましたが、ん~~ん・・プロという下地があってこそのメンタリティ。。今のラビッツにはその言葉は当てはまらないなぁと感じましたね。今年のラビッツを見ていると昨年まで在籍したベテラン選手が抜けて、戦う形が整わないうちにシーズンインしてしまったという風にも感じられます。
また、高さがないチームだけに「走るバスケ」を掲げておりましたが、走るだけでは勝てない。選手も語っていたように「苦境を打開する戦術のオプションが少なかった」。仕事をしながらバスケをし、尚且つ練習会場も転々としている状況では、チームはもとより個人スキルの向上すらもままならない。ディフェンスでも相手に走られるがまま・・・だったり、オフェンスにしても絶対的なフォーメーション(勝ちパターン)っていうのがなくて、結局流れを生むことができずにあと一歩のところで勝ちきれなかったゲームもありました。・・・・ほんとひとつ勝てば気持ちの上でも随分楽だったとおもうんですがね。
ハッキリいって、炭田HC云々というよりも、チーム体制に問題があったのじゃないかと思いますね。ベテランが抜けたことでの若手へのアドバイス・プレイを見せる力、選手自身の不安・プレッシャーとの戦い、若いチームだからこその弱さっていうのも随分あったように思います。確か小菅代表理事の言葉だったとおもいますが「今までは運営するのが手一杯だった」・・・それじゃ駄目だろう!って思います。フロントは、もっともっと勝てるチームの下地をキチンと整備して補強してあげないとですよね。練習環境の整備やACも必要だろうし・・・そういう意味では、今シーズンは随分と勉強になったシーズンではなかったでしょうか?
チームは当初来年以降の継続もお願いしたい意向だったようですが、炭田HCご自身の家庭の事情(山梨と新潟での活動)もあり退任することとなったようです。今シーズン大敗したうえでの来シーズンの飛躍も楽しみにしていただけに残念ですが、ひとまずお疲れ様でしたといいたいですね。
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