TKbjリーグ2015-16シーズン 2016.03.20
富山グラウジーズ vs
新潟アルビレックスBB のゲームを富山県総合体育センターにて観戦。
春分の日と併せて3連休だったこともあり 今シーズン初のアウェイ観戦。
前日のFM PORT アルビフリークのコーナーで、パプ・ムール選手が古傷の膝、あわせて肘も故障しているという話を聞いて、少々心配。また、初戦を 81-71 で落としたこともあり、何としても勝ちたいと想いを込めての富山入り。
富山 72 - 59 新潟
1Q 優樹のドライブが決まり新潟が先制。富山は、インサイドのクルーズやウィラードがポイントを決めていく。新潟は、富山のディフェンスの上手さから24秒オーバータイムを取られるも、リードのスリー・ミドル、公威のスティールから優樹のシュート、優樹からアーノルドへのパス・シュートが決まりリード。富山がここでタイムアウトを取るもペースは、新潟。公威のフリーからのスリーポイント、続けてミドルシュートが決まる。新潟は富山に対し、城宝に優樹。水戸には公威と厳しいディフェンスでプレッシャーを掛ける。富山は攻め手を封じられるも、終盤には城宝が個人技から連続ポイント&カウントをもらい13-18で新潟リードのまま終了。
2Q 富山・山崎、城宝のスリーで追い上げるも、新潟はアーノルドのミドル・池田の復帰後初のスリーで引き離す。・・・が、富山・田中大地のシュート&バスカンが決まり追い上げムードの中、新潟は池田→公威へのパスの際、ターンノーバー・・新潟は、すかさずタイムアウト!すると新潟ベンチから「なにやっとるかぁぁ」体育館中に中村HCの怒号と共に池田は胸ぐらをつかまれる・・・凛とした目で動じない池田(完全にミスだから、怒るのは無理はない)。ここで池田は加藤と交代。加藤は執拗に城宝に密着し高いディフェンス力を見せる。新潟は、リードのミドルや公威のFTでポイントを重ねるも、ウィラードのミドルや山崎のスリーで追い上げられる。オフィシャルタイム明け、パプ・ムールを起用するもポイントは加算できず、富山はクルーズがテクニカルでベンチに下がるも好調の山崎や城宝の個人技、ヴァイニーのポストプレイなどでポイントを重ねる。新潟も終了間際に池田がフリーからスリーポイントシュートを決め、何とか38-38の同点で終了。
3Q 開始早々優樹がルーズボールに突っ込む、取れはしなかったももの気持ちのこもったプレイを見せる。しかしながら富山は慌てず城宝がスリーポイントを決める。その後も富山は早い展開に持ち込みシュートを放つ、ボールはリングに吸い込まれないまでもリバウンドは富山が死守し、新潟はなかなか攻撃することができない。またファールもかさみ、アーノルド、パプ・ムールと連続して犯してしまう、富山もクルーズが4つ目のファールをしてしまうが、持ちこたえる。新潟は、そんなこんなで開始4分過ぎまでノーポイント。その後、富山・水戸、新潟・公威とそれぞれポイントをあげる。ここで富山リードしたこともあり城宝を下げ、田中健介が入る。新潟はアーノルドがファールをもらいFTを決めるが、富山はヴァイニーのポストプレイでポイントを重ね、なおもウィラードが決めてリードを広げる。新潟は、調子の上がらないアーノルドを下げて池田を入れるもターンノーバーなどのミスが重なり 47-54で終了。
4Q 富山・田中健介のスリー、公威のオフェンスファール、アーノルド、富山・田中大地のダブルファール、城宝のスリー、新潟のターンノーバー、ウィラードのゴール下&バスカン・・・・・流れは完全に富山ペース。加藤がスリーポイントを決めるもオフィシャルタイムアウトで流れは続かず、タイムアウト明けようやく体制を崩しながらもアーノルドが決めるも城宝が時間を使いゲームをコントロールし始める。山崎のスリー、城宝のドライブで勢いを加速させる。新潟も当たりの出始めたアーノルドや優樹がミドルシュートを決めるも、差は縮まらず富山大量リードのままゲーム終了。
前日に29ポイントあげたアーノルドが完全に田中大地に抑えられていた。またシュートを放ってもことごとくリングにはじかれる・・それでもバスケセンスを発揮してかろうじてシュートファールをもらっている状態。4Q終盤に入りシュートが入るようになったものの結果的に遅かった。またリードも同じくミドルやスリーポイントラインでのシュートが外れ、両外国人選手の不調が目立った試合でもありました。それにパプ・ムールの負傷で2人にかかる負担というのも今まで以上に大きかったことも不調につながった理由かもしれません。公威もそうですが、ほぼフル出場。。。しかも、仙台・福島・秋田・富山とつづいた上位チームとの連戦、前節は秋田との死闘。福島を除いてはすべてその時の首位チーム・・・・・はっきりいって相当の疲れがでているものと思いますね。そんな中でも、城宝をしっかりと抑えた(終盤やられたが・・)佐藤優樹や加藤竜太にはよくやったと賛美を贈りたいですし、復帰後初のシュートを決めた池田雄一の活躍はこれからの明るい材料だと言えますね。
チームとしては、富山・山崎選手が好調だったこともあるんですが、試合巧者の城宝匡史がベンチに下がった3Qにリードを縮めることができなかったこと。富山は、決めるべき選手がきちんとポイントをあげていた点ですね。新潟は何もらしさをパフォーマンスすることもできずにゲーム終了してしまった感じがあります。
試合終了後の中村和雄HCのコメント「・・・富山とはできたら、一発勝負で有明でやりたいです。」はたして、このコメントはどういう意味を持っているのか?