2015年5月26日火曜日

ナイル・マーリー

今シーズン、浜松に移籍したわけですが、気には掛けていたもののあんまりプレイを見ることができなかったというのが正直なところ。

そんな彼が、プレイオフ沖縄戦で見せたブザービーター、存在感をこれでもかと見せてくれました。

だからこそファイナルの試合は、浜松をというよりかはナイルマーリーを応援していたといった方が良かったかもしれません。

今回のファイナルを見た感じでは、206cmの太田がいることによりマーリーをPGというより、コンボガードとしてうまく活用しているようにも感じました。4Qで見せたゲームメイクをしつつ自らシュートを放ちポイントを取る、まさに有能なゲイムメイカーでありスコアラーそのものでした。


bjリーグ内での所属とチーム成績を見てみると・・・

2006-2007 富山 7位に終わる

2008-2009 大阪 有明 ウエスタンファイナルで沖縄・琉球ゴールデンキングスに敗れる

2009-2010 大阪 有明 ファイナルで浜松東三河フェニックスに敗れる

2010-2011 福岡 プレイオフに進むも大阪エヴェッサに敗れる

2011-2012 新潟 プレイオフに進むも浜松東三河フェニックスに敗れる

2012-2013 新潟 有明 イースタンファイナルで横浜ビー・コルセアーズに敗れる

2013-2014 新潟 プレイオフに進むも富山グラウジーズに敗れる

2014-2015 浜松 有明 秋田ノーザンハッピネツを破り優勝 そしてMVPに輝く


bjリーグ在籍年数は実に8年を数える、大学卒業後に富山に入団ということですからキャリアのほどんどをbjリーグでプレイしていることになりますね。新潟でいえば在籍時にはポイントガードからフォワードまでこなし攻守ともにエース。チームからもブースターからも高い支持を得ていた選手、だからこそ今シーズン新潟を去ることとなった時には、退団を惜しむ声を非常に沢山聞いたように思います。そんなマーリー、個人成績アシスト数など好成績を納めながらもいざチームの優勝となると今まで恵まれていませんでした。






そして今回の有明でのファイナル!前半の不調がどこへいったかのような4Qの12連続得点はお見事。悲願のbjリーグ制覇、そしてMVPに本当に大きな拍手を送りたいですね。

2015年5月25日月曜日

ファイナルズ@有明

TKbjリーグ2014-2015シーズン ファイナルズ。今年は、5月24日だけの単日参戦。

入場したのは、11時半頃だったかな?3位決定戦は自由席での観戦でしたがまだ十分確保できる状態でした。確か昨年も同じくらいの時間だったと思うけど、既に3階席まで埋まっている状態でしたからそれに比べれば、グッズ売り場や会場内を散策するもの比較的楽でした。



まずは、3位決定戦 滋賀VS岩手。


滋賀 82 - 75 岩手

小川の現役最後の試合ということもあってか、前日の負けを引きずることなく攻める滋賀とどこか動きに覇気がない岩手。後半、岩手・仲西の気迫あふれるプレイやスチールから始まった反撃にようやく火がついた岩手は、アーノルドの連続シュートで20点差以上あった点差を一時5点まで縮めるものの同点・逆転するまでには届かず滋賀の勝利。そうそうゲームを見ているわけではないのでハッキリそうとは言い切れないけど・・ランダルやフラックレイジがもうちょっと調子が良ければ、また違った展開になったのかなぁと思いましたね。





ファイナル 浜松VS秋田




浜松 71 - 69 秋田

大観衆の秋田ブースターの声援を受け、秋田が走る。対する浜松は、浜松のスコアラーを徹底マークし慌てることもなくしっかりと2点を取りに行くゲーム。

前半、結果的に8点差で秋田がリードするが、ボイキンは太田がしっかりとマークし仕事をさせていなかったし、田口に対しても大口やマーリーがガード、ロビーに対してはマークがついていたにも関わらず決めてくるあたりは流石でした。ゲームを通して調子が良かったのは、スティーブンス。他の選手にマークが集中したのも功を奏したのかもしれませんが、インサイドをオフンスディフェンス共に制してました。

対する浜松は、やはり太田でしょう。ペイントエリアからやミドルを決めて決して秋田の一方的な試合にしなかった・・・・・でもフリースローは外してたけどね。FTといえば太田だけじゃなくアシャオルやチャーロも・・・大事に決めておきたかった場面でもありましたね。

後半に入り、点差はそのままに一進一退の展開がつづく、田口がマークを外してフリーになりシュートを見せるも決まらない、浜松も単発ながらシュートを決め、勝負の4Qへ・・・・前半、得意のスリーポイントも決まらず、どこかしっくりと来ていない面が見られたナイルマーリーが、4Qに入り決め始める、しかも秋田がシュートミスやTOもあったこともあり、マーリーが連続ポイントで同点に追いつく浜松がヒートアップ!その後お互い譲らずの攻防が続き、残り20数秒で浜松ボールでサイドからスローイン、チャーロがボールをキープしながら残り5秒を切ったところでアシャオルとのハイピックでシュート&勝ち越し。・・・・・・そして、タイムアウト後残り3秒秋田ボールでスローイン。田口からロビーに渡ったボールはスリーポイントエリアから放たれるもリングに跳ね返りアシャオルがリバウンドを取りゲームセット。死闘を制したのは浜松。そしてゴールエンドから放たれたのは浜松カラーの紙ふぶき。歓喜にに沸く浜松とうなだれる秋田サイド・・・まさに明暗の分かれた瞬間でした。



とりあえず、今日はこんなところで・・・・また気が付いた点はまた書きます(笑)




2015年5月13日水曜日

退任

朝一番、新潟日報を郵便受けに取りに行きまず目に入ったのは、「bj新」の見出しと平岡HCの写真だった・・・。新聞を広げてみて分かったのは、「bj新潟 平岡監督退任へ」の文字でした。


先日のプレイオフ 決定戦後のコメント 

「チームに関わって頂いたすべての方に感謝したいと思います。これでシーズンは終わってしまったが、いいチームだった。今後はそれぞれがそれぞれの道で日本一を目指して欲しい。」

何とも意味深。現チームは解散してしまうかのような言葉、ただでさえ負けて悔しいのにさらに追い打ちを受けましたね。





今シーズンは、どこのチームよりも先に日本人選手と契約を済まし新シーズンをスタートさせた平岡アルビBB。シーズン当初こそ外国人の入れ替わりや連敗などから、なかなか戦績が伸び悩んでいた時もあったんですが、カーターが怪我から復帰し、バン・トリースがオフェンスにも力を発揮し始めたころより、連勝が始まりチーム状態も非常に良くなってきました。レギュラーシーズン終了時には、プレイオフファーストラウンドをホームで開催できる4位に入り、富山を破りカンファレンスセミファイナルへ・・・結果秋田に敗れて有明への道は閉ざされてしまいましたが、それでも長年受け継がれてきた新潟イズムがしっかりと開花したシーズンだったと・・・・最終結果は悔しいものだったけど、「今シーズンお疲れ様、来シーズンこそ有明に行こう」と胸張って言えるシーズンだったと思うのに・・・。

なのに新聞報道には 「勝負強さがない」だの「2年連続決勝に進めなかった」などという理由。結果を残してきたチームの功労者に対する退任理由とは思えない。しかも次期監督は未定、外部からの人材起用もありえる。・・・・新潟ってこんなチームだったけ?首をかしげたくなる記事でした。





また、正式に公式サイトにリリースされた平岡HCのコメント-抜粋

「・・・・15年間、新潟アルビレックスBB一筋でやってきました。一生、新潟アルビレックスBBの為にという想いでおりましたが、それも叶わぬ夢となりました。この15年間をこの場で語りつくせないのが残念ではありますが、スポンサー、株主各位、後援会、ブースターの皆様、フロント、チームスタッフや選手達に支えて頂き、常に全力で駆け抜け、幸せな15年間でした。

 ただ、廣瀬昌也氏、高森英樹氏の想いを継承する事が出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいです。大好きなチームで、大好きなチームメイトと、大好きなブースターの事は絶対に忘れません。
 新潟アルビレックスBBには、明るい未来がきっと来る事でしょう。

 いつか何処かでお会い出来る日を楽しみに、私も今まで以上に全力で生きて行きます。
 「ありがとう!新潟アルビレックスBB!!」 」

こんな結果になったにもかかわらず、チームを思う素晴らしい言葉。

明るい性格だけにブースターとの距離も近く、親しみやすい選手そしてコーチでした。平岡富士貴氏こそ明るい未来が来ることを願ってます。またアルビオレンジのネクタイを締めてコートに戻ってくる日を待っています!!



2015年5月11日月曜日

敗戦

有明の切符をかけた秋田ノーザンハッピネツとの戦い、初戦新潟の先勝。次戦秋田が勝って、1勝1敗による決定戦。

残り数秒・・・・ボイキンが放ったシュートはエアボール、誰もが新潟勝利を確認したその瞬間、田口がタップしボールはゴールネットを揺らした。劇的な秋田の勝利。





・・・・・最後の最後に秋田に勝利の女神は微笑んだわけですね。勝負である以上、勝者がいて敗者が必ず必要となる。あらためて1点の重みを痛感したゲーム。







それと ツイッターを賑わせている 新潟ブースターによるジャッジやコミッショナーへの抗議。それこそ何でもアリというのは良くないんだと思うけど、あの程度のことで目くじら立てることはないと思うよ。結果、試合もそのまま経過したわけだしね。平岡HCが止めたことも話題にあがっていたけど、それだけチームとブースターの距離が近いという証拠なんじゃないの?・・・・・私自身あそこまでやれる彼らをちょっとうらやましくも思ったりもしますよ。







それにしても・・・・試合終了から、ほぼ一日経とうとしている今でも、正直まだ悔しい。負けた相手が何せbjリーグ内で個人的に一番嫌いなチームが秋田ノーザンハッピネツだからね(爆)。