2016年11月24日木曜日

横浜@アオーレ20161123

B-LEAGUE 2016-17シーズン 新潟アルビレックスBB ホーム アオーレ長岡に 横浜ビーコスセアーズを迎えての公式戦。

前節から2日空けての試合、またこの試合後は2日空けて翌節という変則日程。


前節はアウェイで連勝をしているが、前週の川崎戦の敗戦を引きずっていないか多少心配しながら観戦。

横浜は、アップから川村が不在。どうやら欠場の様子。十中八九新潟の勝ちが予想されたが、前節新潟は、五十嵐・天翼抜きでも勝った経緯があることもあって油断はできない。こういう時こそ欠場した選手の穴を埋めようとチーム力が増してまとまるもの。しかしながら、油断禁物!一番その辺のことを分かっていたのは新潟アルビレックスBBのチームだったように感じました。


新潟 80 - 62 横浜

この日の外国人選手出場人数は両チームとも  「 2 1  1  2 」

スタートからガードナーが飛ばす、インサイド・スリーと決め新潟のペースで試合が進むかと思われるが、横浜もインサイドのウォッシュバーンを中心にポイントを重ねる。新潟横浜ともにターンノーバーが出て、なかなかポイントに結びつかないが、そんな中でも新潟は遥天翼、横浜は高島・竹田謙がいい動きを見せてゲームを盛り上げます。新潟は1Q途中からPGを畠山に変更。果敢にスティールを狙う彼のスタイルは、見ていてワクワクする。パスを廻す五十嵐とは違ったスタイルで相手チームもやりずらそう。後半に入り、横浜・高島に連続ポイントを獲られるも新潟は慌てない。池田・公威・天翼の日本人が魅せる。池田も完全に自分のスタイルが戻ってきたように感じられる。この3選手が躊躇なくシュートに行ってくれてポイントを稼いでくれると2Q・3Qの攻撃が非常に楽になる。リバンドは、バン・トリースがキッチリとってくれるし、非常に流れがよくなってきているのは事実。3Qまでどこか横浜に合わせていた?感じもするペースだったが、4Qに入ると一気に新潟ペース。畠山がスティールし、チャップマン&ガードナーにアシストパスを決めまくる。5分を切ったところで20ポイントの差をつけてリード。新潟は、本間遼太郎や今まで出場機会のなかった八幡圭祐も出場、本間はフリースロー&スリーポイントシュートをキッチリ決め、八幡はポイントこそ挙げることはできませんでしたが、小気味よい動きを見せてくれて見事 勝利!!




新潟は、非常にチームやブースターがいい雰囲気。

MCの「残念」の一声もありましたが、畠山のエンドラインでのプレイやチャップマンの度重なるシュートミス。普通ならば嫌~なムードが流れそうなところなんだけど、引き揚げたベンチを見ると選手が笑顔でコミュニケーションをとっている。また、本間選手は八幡選手の出場に対し会場全体で割れんばかりの拍手で激励。またゲーム終了後のコートを廻ってのハイタッチでもキャプテン公威が、一番最後から廻り、席が後ろでハイタッチできないブースターにも手を振り、時にサインをしハイタッチしながら廻っていたのが非常に印象的でした。


考えてみれば10月16日から、1ケ月以上も間が空いてのアオーレでの試合。変則日程ながら3600人を超えたブースターがまさにアルビBBを欲して会場に来て、アルビBBがそれに応えてくれたゲーム。盛り上がらないわけがないですね。


今週末から、また厳しいアウェイ戦 (渋谷・滋賀)が続きますが、このままの雰囲気で勝利してアオーレに帰ってきてほしいですね。

2016年11月21日月曜日

川崎@東総合20161120

B-LEAGUE2016-17シーズン公式戦 新潟アルビレックスBBは、ホーム新潟市東総合スポーツセンターに 中地区首位 川崎ブレイブサンダーズを迎えての連戦。20日のみでしたが観戦してきました。

アオーレ長岡にホームが移り、新潟市内では今シーズン初めての試合。しかも相手は前節に大敗を喫している川崎。盛り上がらないわけがありません。開場を前に並びましたが、どの列も長~く伸びて、試合前から期待感が膨らみます。


ゲーム前から、入念なマッサージを受けているのは五十嵐圭。また他の選手もいい表情でアップをしていたのが印象的。


新潟 80 - 83 川崎





新潟・川崎 共に 外国人 「 2  1  1  2 」

さてゲームは、新潟と川崎が一進一退の攻防。序盤新潟がリードするものの川崎がすぐに逆転。淡々と得点する川崎に強さが感じられます。ファジーカスはシュートを放つ場所に関わらず決めてくるのでほんと気の抜けない相手。2Qに入り、バン・トリースがブロック・リバンドと存在感を見せる。地味ながらもキッチリと仕事をこなす彼はほんと好印象。もう少し出場時間を与えたらもっといい働きをするのではと思います。前半終了で36-38 ラストのファジーカスのスリーが余計だったね。

後半に入り、川崎の辻がタフショットをバンバンと決める。いつもならここでずるずると点差が広がっていくんだろうが、新潟は違った!池田が連続でスリーを決める。流れは簡単に川崎には渡さない。またクォーターエンドにはブザービーターで五十嵐がスリーを決めて3Q同点のまま最終Qへつなげる。最終Qに入り、川崎は辻のタフショット、ファジーカスのインサイドが決まり、10点差まで引き離すものの、チャップマンのインサイドが決まり始める。途中、不可解なアンスポを吹かれるも畠山からのアリウープやキレキレのダンクを決めて流れを作る。一進一退の攻防が続く中、試合時間も2分を切ったところでチャップマンのスリーが決まり、土壇場で逆転。五十嵐が栗原のファールをもらってフリースロー・・・・・・ここで決めてればっていうのはあるけど、結果は2本とも外れ。対する川崎は、辻がフリースローを決めて再逆転。新潟は残り数秒からファールゲームに入るも最後の畠山のスリーがはずれ万事休す。

負けたことは非常に悔しいながらも充実感のある・・・・先につながる、次こそは、と期待させる敗戦だった。


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個別の感想・・。


・辻直人:相手チームながら、抜群のボールコントロールとスリーポイントシュートの正確性。あれだけのタフショットを決めてくるのは、ほんと圧巻。それにシュートを放つ度、会場の相手チームのブースターから悲鳴とため息がでるのは、解るね。


・五十嵐圭:前日のゲームは見ていないのでその辺は何ともいえないが、マッチアップしていた辻に抜かれることも多々・・・前日大活躍した疲れが残っている?しかしながら、早いパス回しはいいし畠山への絶妙のアシストパスは流石でしたね。

・佐藤公威:チームディフェンスに徹していて、絶対辻には抜かせない&打たせないという気迫がみなぎってました。ファールが重なったのが非常に残念。

・遥天翼:ママドゥ不在とはいえ、2Q・3Qでの永吉祐也とのマッチアップは結構きつそう。それでも経験からくる動きで永吉を2ポイントに抑えたのは流石です。

・チャップマン:彼との場合、審判との戦いも一つあるわけで・・今回もアンスポを吹かれ嫌~な感じもあったんですが、レイアップやダンク、アリウープを決め自ら気持ちを高めていった感がありましたね。そして吸い込まれるように決まるスリーも・・・個人的にはラスト、チャップマンに打ってほしかったと思いましたね。モッパーへのヘルプも集中し一生懸命だからこその結果。

・ガードナー:ファジーカスとのマッチアップは体力・気力共にキツイはず、それでも器用にゴール下では、相手選手を交わしシュートを決めてくる。ゴムまりのような柔軟な筋肉、そして時折見せる愛嬌のある仕草は、いいよね。

・池田雄一:健在!彼のスリーが待ち遠しかった。まだまだ、本調子ではないような感じはしましたが、シュートが入ったことでディフェンスやリバウンドでもいい方向に向かってきている感じはします。


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川崎にしてみたら、引き離しても引き離してもその度ごとに追いついてくる まるでスラムダンクの「山王vs湘北」を見ているかのよう・・・結果には、湘北=アルビBB 同じように勝ちを得ることはできなかったですが、ある程度、完成しているように見える川崎のバスケに対し、新潟のバスケはまだまだ発展途上、抜群ののびしろを持っているチーム、3月に場所を同じくして行われる再戦がほんと今から楽しみです。